このマラガ・ピカソ美術館のすぐそばにあるのが、古いモスクの上に建てられた大聖堂(カテドラル)です。二つあるべき塔の一つが欠けているため、「マンキータ(片腕ちゃん)」とあだ名されています。ここはナショナルモニュメントに指定されており、当時の最も著名な彫刻家ペドロ・デ・メナによって作成された、17世紀の貴重な聖歌隊席(内陣)があります。異国情緒に富んだ美しい中央公園(パルケ・セントラル)はこのカテドラルを囲むようにあります。 その途中に見えてくるのは、マラガ市行政の心臓部であるネオ・バロック様式の市役所、1919年建造の建物です。その裏手にある素晴らしい庭園を通り抜けると、8〜9世紀にかけて造られた城塞(アルカサバ)があります。イスラム文化の遺産である二重の城壁に囲まれたこのアルカサバは、海からやって来る敵からマラガを守る防護壁として造られたアラブの要塞です。 その近くにあるのがローマ劇場(テアトロ・ロマーノ)、50年代に発掘され、現在は修復中です。この遺跡は、マラガ周辺に残されたローマ帝国の足跡を非常によく物語っています。 アルカサバを上がり、木々に囲まれたひっそりとした小道を通り抜けると、14世紀のアラブの城があるヒブラルファロの頂上に出ます。眼下にあるのは洗練された装いのパラドール、ここからは港や公園、市役所、19世紀建造と言われる闘牛場、19〜20世紀のマラガでの全ての社会活動の中心であった旧ホテルミラマル、現在の裁判所 などが見渡せる、素晴らしい眺望が広がっています。ここでご紹介した「マラガの散歩道」は、市内中心部を周遊する観光馬車でほぼ全てのスポットを訪れることができますし、一日乗り放題の市内周遊観光二階建てバスもありますので、歩く代わりにこれらの便を利用して、全てのモニュメントや観光スポットを訪れることもできます。
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